
HR部門におけるAI活用 (2026年1月29日 No.3715) - keidanren.or.jp
経団連は12月11日に労働法規委員会国際労働部会を開催し、日本アイ・ビー・エムからHR部門におけるAIの活用事例について説明を受けた。IBMは1990年代の経営危機を受けて事業ポートフォリオをサービス、クラウド、AIへと転換し、自社内でのデジタルトランスフォーメーション(DX)を行っている。これに基づき、クライアント企業へのAI活用支援も行っている。
具体的なAIの応用例として「AskHR」というシステムがある。これは人事部門への問い合わせ対応を効率化するために導入され、AIチャットボットでの自動サポートと人間のアドバイザーによるサポートを統合して効果的な業務運営を実現している。AIは自社の業務手順書を参照し、自動的に作業計画を作成、システム指示をもとに業務を完了することも可能になっている。
企業がAIをHR部門に導入する際の課題には、データ整備の不足やAI活用のビジョンが描けないことがあるが、現場からデータを集めることで効率化が可能だ。AIに対応できる業務手順を整えることと、経営層から現場の意識変革も重要とされている。
IBMはクライアント企業に対して人材育成プラットフォームを通じてのスキル向上や、共同開発を積極的に支援し、AI活用の促進に努めている。これにより、企業のDXとAI導入をサポートしていく方針だ。


