「AIはヒーローになる」ベゾス基金の受賞者たちが描く「AI×自然保護」の未来 - ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
「AIはヒーローになる」ベゾス基金の受賞者たちが描く「AI×自然保護」の未来
AI TO PROTECT THE PLANET
2026年1月20日(火)18時06分 ジェフ・ヤング (環境・サステナビリティー担当)
AIは鳥の生息地保護に重要な役割を果たす(南米のオオハシ) WANG LIQIANG/SHUTTERSTOCK
膨大なエネルギーを消費するAIデータセンターの環境への影響が取り沙汰されているが、ベゾス・アースファンドの受賞者たちは「AIの可能性」を探求し続けている。
全米オーデュボン協会のエリザベス・グレイCEOは、約30年来の自然保護の経験から、生物種とその生息地の保護活動の効果をモニタリングすることが大きな課題であると指摘。新たなプロジェクトではAIや遠隔モニタリングを活用し、保護種の音声分析を行う。具体的には、新規の保護区にリモートセンサーを設置し、生物音響学を通じて鳥の鳴き声を録音し、その音響データを活用して保護区の管理効果を「見える化」する。
このプロジェクトは、ジェフ・ベゾスが設立したベゾス・アースファンドからの助成金に支えられている。同協会は「気候と自然のためのAIグランドチャレンジ」で選ばれ、200万ドルの助成を獲得した。これにより、植物識別の自動化、違法漁業の抑止、家畜からのメタンガス削減など、AIを使って気候変動や生物多様性喪失、食料不安への対策を実施している。


