
三菱マテリアル、AI応用で新たな光触媒材料を開発 東京科学大学と - 日本経済新聞
三菱マテリアルは東京科学大学との共同研究により、人工知能(AI)を用いたマテリアルズインフォマティクス(MI)技術を活用し、新たな光触媒材料を開発した。この成果は、材料探索の効率性を証明するとともに、従来の試行錯誤型研究よりも大幅に研究を効率化できることを示している。
2022年に設立された「三菱マテリアル サステナビリティ革新協働研究拠点」でのこの共同研究では、新しい可視光応答型光触媒材料が開発された。MI技術を駆使して、多くの添加元素候補から光触媒性能向上に寄与する元素を迅速に選定。東京科学大学が合成した新材料は、可視光照射下での水分解による水素生成性能が大幅に改善されたことが確認されている。この研究は、水素利用技術の発展に寄与し、将来的には人工光合成システムへの応用が期待される。
MI技術は、豊富なデータとAIを活用し、材料の特性や最適な組成を迅速に予測する手法である。このアプローチにより、新材料の探索と設計を効率化し、従来の研究手法に比べて研究期間の大幅な短縮が実現される。AI技術の具体的な適用により、研究の生産性が向上し、持続可能な材料開発に貢献している。


