
神明ホールディングス、青果物卸売事業における市場での分荷業務をAIで自動化 - デジタルクロス
神明ホールディングスは、グループ内の青果卸売会社に対し、AI技術を活用して青果物の分荷業務を自動化することを決定した。これにより、東京シティ青果での実証実験を通じて、作業時間の削減や属人的な業務手法の改善を目指している。自動化を支援するNTT AI-CIXは、2026年1月8日にこの取り組みを発表した。
具体的には、営業担当者が持つ注文者の要望や品目の特性をAIモデルに学習させ、自動で分荷案を生成する。実験の結果、生成された分荷案は、営業担当者の手による分荷結果に比べて90%以上の精度を誇ることが確認された。この技術により、毎日ゼロから分荷案を作成する必要がなくなり、作業時間が50%以上削減される見込みだ。
また、暗黙知の継承が容易になることで、担当者が急に休みを取ったり出張した場合にも、他のスタッフがサポートしやすくなる。このように、属人化を解消し、組織全体での効率化が期待される。神明HDの藤尾益雄社長は、AIによる分荷業務の自動化が作業負荷を軽減し、サプライチェーン全体の最適化に寄与することを強調している。
今後、神明HDはデジタル化の実証実験を進め、分荷業務の自動化を第一歩として、農産物需給を調整する仮想市場の実現を目指す計画だ。


